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沸騰甲子園 !! 2010年05月

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春季高校野球 ~近畿大会展望~

5/29(土)からは和歌山県球児たちの聖地ともいえる紀三井寺球場にて近畿大会が開幕する。
昨年はインフルエンザの影響により、開幕直前で大会中止となったこともあり、2年ぶりに開催できることは大変喜ばしいことだろう。春季近畿大会の場合、土日を使っての開催となるため、5/29、30で1回戦4試合、6/5、6で準決勝、決勝3試合を行う日程となる。
では、組み合わせならびに出場校の紹介とともに春の近畿大会展望をまとめたい。

【近畿大会組み合わせ】
●1回戦
(5/29)
A・神島(和歌山2位)ー履正社(大阪1位)
B・北大津(滋賀1位)ー天理(奈良1位)
(5/30)
C・向陽(和歌山3位)ー報徳学園(兵庫1位)
D・智弁和歌山(和歌山1位)―京都府立工(京都1位)

●準決勝(6/5)
AーB
CーD

●決勝(6/6)
ABーCD

出場校は近畿6県の1位校と開催県、和歌山は3校の計8校となる。センバツ出場組ではともにセンバツ初戦突破を果たした智弁和歌山(和歌山1位)と21世紀枠での出場を果たした向陽(和歌山3位)、それに天理(奈良1位)の3校である。公立と私学の内訳は公立が4校、私学4校である。

近畿大会も東海大会同様、センバツの出場や実績に関わらず、実力で勝ち上がってきた各校が出場となるため、センバツ出場組3校は昨秋来、安定した実力を保持していることがわかる。智弁和歌山や天理は当然といえば当然だろうが、なかでも注目していただきたいのが21世紀枠出場で甲子園を沸かせた向陽である。中止となった昨春は和歌山優勝、昨秋は和歌山準優勝、そして今春は3位と実は3季連続出場中という安定した結果を残しているのである。
センバツ初戦でも、優勝候補の一角と見ていた島根の開星に対し藤田投手のスライダーを中心としたクレバーなピッチングは強力打線を1失点に抑え見事勝利を収めるなど、決して実力がフロックではないことは実証済みだ。

出場校の校名を並べてみると、智弁和歌山(和歌山1位) 、天理(奈良1位)、履正社(大阪1位)、報徳学園(兵庫1位)、北大津(滋賀1位)など、すでに夏の代表校とも見受けられる甲子園常連校が揃った。
どこが勝ち上がってもおかしくない。強いて優勝候補をズバリ!挙げるならば、報徳学園を筆頭に、天理、智弁和歌山あたりではないだろうか。

個人的には知人の息子さんもベンチ入りしている智弁和歌山を推したいのだが、気掛かりなのは、和歌山県内では圧勝続きであるものの、県外の試合で初めて接戦での試合展開になるケースが生じた際、やや脆さを感じる点である。そういう観点から考えると、やはり兵庫の報徳学園や大阪の履正社といった学校の方が地区予選から接戦を経験しているだけにチームとしての逞しさを感じるのだ。ただ、履正社も大阪府内での大会では力強さを感じるようになってきたが、やはりまだまだこれからのチームであるという印象も強く、成長過程にあるともいえる。

組み合わせを見ると、その履正社に挑むのが地元の神島(和歌山2位)である。この神島、あまり聞きなれない校名の方も多いだろうが、もともとはセンバツ出場経験のある県内上位校の田辺商で、2006年4月より校名変更となった。ただ、近年活発化している校名変更というのはなかなか難しいものだと思う。校名からどこの地域の学校であるのかイメージがまったく湧いてこないケースが多い。そういった意味では神島も今大会で校名を知らしめるきっかけにしてほしい。

近年、滋賀の公立の雄である北大津(滋賀1位)が天理に挑む。とはいえ北大津は例年、宮崎監督が投打ともにしっかりとチームを鍛え上げ、甲子園でも横浜、東北を破ったり、近畿大会でも大阪桐蔭に競り勝ったりと、強豪私学相手でも十分実力を発揮できるチームといえる。
昨秋の近畿大会1回戦、優勝した神戸国際大付相手に一時は3-0、9回ウラに3失点で逆転サヨナラ負けという雪辱に燃える今大会となりそうだ。

近畿大会初出場を遂げたのが強豪校ひしめく京都から京都府立工である。
この学校も近年、京都上位に定着しつつある実力校であるが、前身は福知山市にある石原(いさ)高校である。1990年4月に現校名に改称され、2004年には京都秋季大会でベスト8に進出し、センバツ21世紀枠校に推薦された。ごくごく普通の公立校ではあるが、1999年に峰山高校をセンバツ出場に導いた守本監督就任後、優れた指導力の元、着実に実力を付けてきた学校だ。とくに福知山市は北部地区で、いわば野球後進地区ともいえる地区ではあるが、近年甲子園常連校になりつつある私学の福知山成美の存在が、周辺校にも刺激と自信を与えた結果にもよるところが多いようだ。ひとつの強豪校の存在が他校に好影響を与えたという見方もできよう。今大会でのさらなる躍進をいかにして夏に繋げることができるか今後も注目していきたい。

8校の顔ぶれを見ると改めてプチ甲子園といった印象も受ける。とはいえ、今大会も地区予選で敗退した実力校が多数存在するのもレベルの高い近畿地区ならではだ。2週に渡っての近畿大会の熱戦を期待したい。

※なお、当記事はアスリートとアスリート予備軍に贈る役立ちモバイルサイト「アスリートマジック」内、「THE高校野球」にもほぼ同内容にて掲載されています。こちらの方も是非お楽しみください!!
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春季高校野球 ~関東大会を振り返って~

5/19(水)に閉幕した第62回春季高校野球関東大会について試合結果のまとめとともに振り返りながら、夏本番を占ってみたい。

【関東大会結果】
●1回戦(5/15)
東海大甲府(山梨2位)10x-0取手二(茨城4位)(6回コールド)
横浜創学館(神奈川2位)6-5修徳(東京2位)
浦和学院(埼玉2位)13-4水戸桜ノ牧(茨城3位)(7回コールド)

●2回戦(5/15・16)
日川(山梨1位)7-6銚子商(千葉2位)
習志野(千葉1位)9-0桐生第一(群馬2位)(7回コールド)
日大鶴ヶ丘(東京1位)7-1下妻二(茨城1位)
日大三(東京・推薦)11-7東海大甲府(山梨2位)
土浦湖北(茨城2位)1-0花咲徳栄(埼玉1位)
浦和学院(埼玉2位)3-2桐光学園(神奈川1位)
前橋商(群馬1位)7-3作新学院(栃木2位)
横浜創学館(神奈川2位)1x-0青藍泰斗(栃木1位)(延長11回)

●準々決勝(5/17)
習志野6-5日大三
横浜創学館7-0土浦湖北(7回コールド)
前橋商6-2日大鶴ヶ丘
浦和学院11x-4日川(7回コールド)

●準決勝(5/18)
習志野5-2横浜創学館
浦和学院7-6前橋商

●決勝(5/19)
浦和学院4-0習志野

※浦和学院は2年連続3回目の優勝

1.ベスト4以上の各校について
結局優勝は春季関東大会2連覇となった浦和学院であった。
今大会、5試合中、コールド2試合、1点差勝利2試合、完封1試合と、投打ともにバランスの取れた試合展開、競り合いにも強い試合結果であった。
投手陣はプロ注目の196cmの大型右腕南投手はじめ、阿部投手、萩原大投手など、与えられた持ち場でしっかりと働いた。
昨秋は埼玉優勝、今大会は埼玉2位での登場ではあるが、埼玉の甲子園出場常連校として実績は申し分ないことは今さら言うまでもない。
しかし、昨年も春季関東大会を制しながら夏の甲子園出場を逃したことや、甲子園に出場を果たしてもなかなか上位進出が少ないことも事実である。
甲子園に出場するだけではない、甲子園での上位進出を果たすことが浦学の使命ともいえよう。
このまま結果を残せなければ、地元埼玉の高校野球ファンを掴むことはできまい。
という意味では、浦和学院の真価が問われる今夏の埼玉大会になるともいえよう。

準優勝の習志野(千葉1位)は一昨年秋の関東大会準優勝に次ぐ準優勝。
それにしても市立船橋を強豪校に押し上げた小林監督&加瀬部長着任後、習志野の安定した上位進出ぶりは私学隆盛の昨今にありながら頼もしい。ファンのみならず、公立校への勇気と希望をもたらしてくれる。千葉大会では昨夏、公立の八千代東が強豪校を立て続けに接戦で下し、あれよあれよの快進撃で甲子園初出場を遂げたという実績がある。今夏は公立の雄として習志野の躍進も期待できるだけの結果を残したといえる。

ベスト4には筆者の戦前予想通り、前橋商(群馬1位)と横浜創学館(神奈川2位)が勝ち上がった。
前橋商は昨春センバツ出場時のエース左腕野口投手や好打者後藤選手、準々決勝、日大鶴ヶ丘戦での控え狩野投手の完投勝ちを収めるなど投打ともに戦力充実の印象で、準決勝の浦和学院戦も序盤はリードを奪うなど、試合結果は紙一重であった。
筆者はこのまま今夏群馬の本命に推す。

横浜創学館はMAX143kmエース五木田投手が安定した制球力で粘りのピッチングを披露した。
控えの背番号7、3年生左腕中嶋選手も2回戦の青藍泰斗(栃木1位)戦でも延長11回を完封で投げ切るなど、2年生右腕住吉投手とともに、夏に向けて投手陣が整備できた。また例年評判の高い打線に加えて、今大会ではバントや走塁など小技を絡めた攻撃力と守備力が高かったことが結果的に競り合いの試合もモノにすることができ、収穫の多い関東大会となった。
とはいえ、強豪校ひしめき合う激戦区神奈川の同校だけに、実力だけではない勝負運なども勝敗を左右する。ただ近年、安定的に神奈川上位進出を果たしている点と今大会で上位進出を果たした勢いといった点も今夏期待できるプラス要素となりそうだ。

2.ベスト8の各校について
ベスト8進出組みに目を向けると、ともに西東京の日大付属校、センバツ準優勝の日大三と東京都大会優勝の日大鶴ヶ丘は初戦こそ勝利を収めたものの、力を出し切れない印象の結果に終わった。
気掛かりなのは日大三の左腕エース山崎投手。初戦の東海大甲府戦は初回で早々と打ち込まれた。
チームは0-6の劣勢から自慢の打線の奮起と2番手の吉永投手の好救援で逆転勝ちを収めたが、夏に向けてはやはり投手力のアップがポイントになりそうだ。

日大鶴ヶ丘も初戦の下妻二(茨城1位)戦では試合中盤から自慢の打撃が爆発して逆転勝ちを収めたが、派手な打撃力のイメージが強いチームで、攻撃力と勢いで西東京を制した一昨年の夏と同じようにはいかないように思う。

山梨1位の日川は今大会初戦の銚子商(千葉2位)戦、2-6の劣勢の8回ウラ、一挙に5点を挙げ大逆転勝ちを収めた。
準々決勝の浦和学院戦こそコールド負けを喫したが、接戦をモノにするチーム力が備わるのならば、山梨の夏のダークホースに推してもよい。

開催の茨城県勢4校中、唯一初戦突破を果たした土浦湖北(茨城2位)は初戦、センバツ出場の花咲徳栄(埼玉1位)を相手に1-0というロースコアで見事、金星を挙げ、地元開催の面目をなんとか保てた。原動力はエース金子投手。準々決勝こそ連投の疲れからかコールド負けに終わったが、茨城県内では「ポスト木内監督」とも言われる小川監督(竜ヶ崎一OB)が圧倒的な存在感と迫力で球場全体を包んでいたともいう。夏の茨城の常総学院対抗馬一番手に挙げてもよさそうだ。

3.全体総括
センバツ出場で初戦突破を果たした花咲徳栄(埼玉1位)は筆者が今大会優勝候補に推したものの、初戦土浦湖北(茨城2位)に完封負けを喫した。投手陣は今春ブレイクの印象の松本投手が最小失点に抑えたものの、自慢の打線が見せ場無く終わってしまった。花咲徳栄は関東大会での茨城県勢との相性が悪く、これで4連敗ということになる。
しかしながら、安定した投手陣からも今夏の埼玉大会の本命であることは間違いないといってもよさそうだ。当然、同じく本命となる浦和学院との一騎打ちといった様相も呈してはいるが、他にも強豪校が多数あるだけに、大会序盤などでの取りこぼしなどに注意したいところだ。

今大会元気の無かった県勢という点に着目してみた。全く持って元気の無い県は栃木と茨城である。

栃木からは青藍泰斗(栃木1位)と昨夏代表の伝統校、作新学院(栃木2位)の私学勢と出場したが、いずれも初戦敗退で、栃木県勢の関東大会での戦績はこれで16連敗。
最後の勝利は2006年秋季大会での佐野日大準優勝時の準決勝の勝利であるから、実に約3年半、7大会連続で関東大会未勝利に終わっている。
甲子園出場校も絶対的にココ!と言い切れる学校は無く、作新学院、文星芸大付、青藍泰斗、矢板中央、佐野日大、国学院栃木、宇都宮工、宇都宮南など横一線の印象がある。このところは私学の躍進ぶりが顕著であり、とくに昨夏代表の作新学院あたりは今夏も甲子園にもっとも近い存在のように思う。とはいえ栃木県勢全体のレベルアップ、底上げが望まれる。

同様に今大会開催県となった茨城県勢4校も初戦突破は前述した土浦湖北のみで通算1勝4敗。そのうちコールド負けが3試合、下妻二もかろうじてコールド負けを逃れる6点差での敗退ということで、投手力、攻撃力全てが関東レベルでは通用しない実情を露呈してしまった。
要因のひとつは夏の甲子園4年連続初戦敗退中であること、とくに近年の茨城の牽引役である常総学院も甲子園出場の常連にありながら全国で勝てていない実情は県全体のレベルダウンまでももたらしてしまった。「常総におんぶに抱っこ」のような構図が私には見受けられ、それらが各校のレベルアップに結び付いていないような実態を感じるのだ。
それでも今大会、公立4校が関東大会出場を独占したことは賞賛に値する。
今でこそ茨城は常総学院という全国でもメジャーとなった私学が中心の県ではあるものの、それまでは水戸商や竜ヶ崎一、水戸一、取手一、取手二などの公立校が茨城高校野球の歴史を築いてきたのも紛れもない事実である。そんな歴史を築いてきた一角で、茨城県勢初の全国制覇を成し遂げた取手二(茨城4位)が今大会26年ぶりに復活出場を果たしたことは感無量である。茨城県内のみならず、喜んでいる高校野球ファンも多かったのではないだろうか。今春の躍進は序章に過ぎない。全てはこれからだ。

ということで、全般的に見れば、今春の関東大会出場を果たした各校が夏の地方大会における注目校にもなってくるだろう。昨秋は関東大会出場を果たしながら今春は地区予選で敗退した各校もより一層奮起することとも思える。
夏の本番まで残り2ヶ月を切った限られた時間、とにかく各校球児たちには最後の追い込みに励んでいただきたい。今という時間は二度と帰って来ない、野球にとことん浸り、人生の宝物を作って欲しい。


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春季高校野球 ~東海大会展望~

関東大会は浦和学院(埼玉2位)の春季関東2連覇で幕を閉じたが、5/21(金)からは愛知県にて東海大会が開幕する。
組み合わせならびに出場校の紹介とともに春の東海大会展望をまとめたい。

【東海大会組み合わせ】
●1回戦(5/21)
A・宇治山田商(三重1位)ー掛川西(静岡3位)
B・東邦(愛知1位)ー大垣日大(岐阜2位)
C・静岡(静岡1位)ー中京大中京(愛知2位)
D・県岐阜商(岐阜1位)ーいなべ総合(三重2位)

●準決勝(5/22)
AーB
CーD

●決勝(5/23)
ABーCD

出場校はセンバツ出場で、昨秋東海大会チャンピオン、センバツベスト4の大垣日大(岐阜2位)と昨夏の甲子園優勝校、昨秋東海大会準優勝、センバツベスト8の中京大中京(愛知2位)の2校含め、4県で2校ずつが出場。
東海大会の場合、センバツの出場や実績に関わらず、実力で勝ち上がってきた各校が出場となる。
そう考えると、センバツで勝ち上がった両校はいずれも県準優勝とはいえ、しっかり勝ち上がってくるあたりはさすがだ。というか、他校との実力差が顕著と見ることもできる。
公立と私学の内訳は公立が5校、私学3となる。

残念なのは静岡2位で出場を決めていた私学の三島が部内の不祥事で出場辞退となり、昨春センバツ出場の掛川西が3位から繰り上げで出場となったこと。
掛川西には三島の分も頑張ってもらいたいが、実力校だけにそれ相応の試合を期待してもよかろう。

組み合わせを見てみると、四日市工を全国屈指の強豪校まで育て上げた尾崎監督が異動後、着実に三重県上位に勝ち残る実績を残しているいなべ総合(三重2位)以外は、いずれも新旧の甲子園出場常連校といった名高い各校が揃った。

今大会の組み合わせで興味深いのは名将阪口慶三監督率いる大垣日大が監督自身の母校かつ前任校でもある東邦(愛知1位)と激突する1回戦。
おそらく東海大会での両校の対戦は初めてのはずで、名将阪口監督の采配と阪口監督の教え子でもある森田監督率いる東邦がどんな試合を繰り広げるのか注目だ。

三重1位の宇治山田商も近年は安定的に東海大会、甲子園にも登場する実力校だがここ2年、夏の本番で不本意な結果に終わっている印象があり、今大会も夏の三重予選へ向けて、チームをどうレベルアップできるかにも注目したいところだ。

昨夏の甲子園優勝、センバツベスト8の中京大中京もエース森本投手と2年生左腕浅野投手以外の投手陣の整備が激戦区愛知の夏の戦いに向けたポイントにもなってくるだろう。
センバツではなんとなく未完成というか、まだまだこれからのチームという印象を受けた。伸びしろはあるだろう。
今大会、期待値も含め優勝候補に挙げたい。

中京大中京に挑む静岡1位の伝統校静岡も、常葉学園グループの新興勢力の台頭が著しい静岡県にありながら、「静高健在」ぶりを発揮した。中京大中京と戦い方と結果が夏へのカギにもなりそうだ。

いなべ総合(三重2位)の挑戦を受ける形となるのが、昨夏甲子園ベスト4で、強豪校復活の序章ともなった県岐阜商(岐阜1位)である。昨秋は大垣日大に大敗を喫しながらも、一冬を越えて、きっちりと借りを返すあたり、改めて藤田監督の指導力に期待が高まる。
現段階の勢いからも県岐阜商も優勝候補に挙げたい。

8校による東海大会は3日間という開催期間のもと、実力校同士の試合展開が期待できる。
試合スコアで、だいたいその県のレベルも把握できることになるだろうが、夏への弾みをつける意味でも各校本気モードでの熱戦が展開されることだろう。


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春季高校野球 ~関東大会展望~

さてさていよいよ、5/15(土)、我が地元、茨城県にて第62回春季高校野球関東大会が開幕する。
組み合わせならびに出場校の紹介とともに春の関東大会展望をまとめたい。

【関東大会組み合わせ】
●1回戦(5/15)
取手二(茨城4位)ー東海大甲府(山梨2位)
修徳(東京2位)ー横浜創学館(神奈川2位)
水戸桜ノ牧(茨城3位)ー浦和学院(埼玉2位)

●2回戦(5/15・16)
A・日大三(東京・推薦)ー取手二・東海大甲府
B・桐生第一(群馬2位)ー習志野(千葉1位)
C・土浦湖北(茨城2位)ー花咲徳栄(埼玉1位)
D・青藍泰斗(栃木1位)ー修徳・横浜創学館
E・下妻二(茨城1位)ー日大鶴ヶ丘(東京1位)
F・前橋商(群馬1位)ー作新学院(栃木2位)
G・日川(山梨1位)ー銚子商(千葉2位)
H・桐光学園(神奈川1位)ー水戸桜ノ牧・浦和学院

●準々決勝(5/17)
AーB
CーD
EーF
GーH

●準決勝(5/18)
ABーCD
EFーGH

●決勝(5/19)
ABCDーEFGH

出場校はセンバツ出場の推薦1校、開催県茨城が4校、その他が各7県2校ずつの19校、
公立と私学の内訳は公立が8校、私学11校、開催県茨城からは4校全てが公立と、「私学優勢」のご時世ながら時代に逆行しているような印象だ。

今大会、センバツ出場校の出場は日大三(東京・推薦)、花咲徳栄(埼玉1位)の2校のみで、その他のセンバツ出場組である東海大相模(神奈川)、東海大望洋(千葉)、前橋工(群馬)、帝京(東京)の4校は地区予選で敗退となった。
また、今大会の出場校で特筆すべき点は日大三、桐生第一、作新学院、取手二、習志野、銚子商という甲子園優勝経験校が6校も出場しているという点である。新旧の歴代優勝校の戦いを観戦できる今大会は例年以上に楽しみだ。

春季大会は夏の大会に向けた調整ならびに戦力の確認という意味合いが強いために今イチ盛り上がりに欠ける印象となりがちだ。これは他の地区も同様である。
あくまでも本番は夏であるがゆえに、チーム力のピークを春にしてしまうと、肝心な夏に思いがけず敗退してしまうということも少なくはない。
ただし逆の見方もある。たとえば昨秋に不本意な結果で終わった場合、一冬を越えてチーム力がアップし、晴れて春季大会で地区代表となった。そうなると、夏に向けてもう一歩、結果を残すことで夏に向けてチームに自信をつけさせる。自信を持ったチームは夏、さらに飛躍する。そういうプラス要素もあるだろう。
高校生であるがゆえに、そのあたりの調整方法は指導者も毎年、悩ましいところではあろう。
いずれにしても、他県校と対戦することで、チームのレベルや課題を確認できる点は貴重な財産ともいえる。

そんなことからも、春季大会の優勝候補予想などは本来ナンセンスなことなのかも知れないが、予想を立てて、それらの結果を楽しむ大会の醍醐味だってあるわけだからこのまま続けよう。

さて、その今大会優勝候補注目校には花咲徳栄(埼玉1位)と日大三(東京・推薦)を挙げる。

センバツ1勝の花咲徳栄。その立役者は1回戦嘉手納(沖縄)を完封した左腕エース五明投手だが、
埼玉準決勝の川越東、決勝・浦和学院戦と連続完封した橋本投手や準々決勝・朝霞を完封した松本投手など2番手以下の投手陣が埼玉予選5試合でわずか1失点と、早くも新たな戦力が育ってきている。
昨秋の関東大会では体調不良で苦しんだ五明投手をしっかりとカバーした左腕山口投手の存在など、充実の投手陣の印象だ。
そしてセンバツ前は、出場32校中№1のチーム打率を引っさげて甲子園に出場しているだけに、もともと打線は期待できる。
ということで今大会優勝候補筆頭に挙げたい。

センバツ準優勝の日大三はセンバツ帰りの東京大会では4回戦で優勝した日大鶴ヶ丘に6-7で敗退、センバツ準優勝という実績での推薦出場となるが、やはり打線の破壊力はセンバツでも実証済み。チームを束ねる小倉監督の采配力を持ってしても、本気で勝ちにいくなら優勝候補。しかしながら、エース山崎投手以下の2、3番手投手の育成が課題ともいえ、今大会もそのあたりのテーマを持って挑んでくることが十分予想される。

その他の各県代表有力校のなかでは、やはり激戦区神奈川代表の桐光学園(神奈川1位)と近年コンスタントに神奈川上位進出を果たしている横浜創学館(神奈川2位)に期待できそうだ。
とくに桐光学園は3年生右腕森投手と2年生左腕の久保田投手で接戦をしっかりと勝利にする底力を感じる。
ただし、傾向的に桐光学園は夏に照準を合わせる印象が強く、今大会はチームの照準を春季大会に持ってきた感が強い。ということは、肝心な夏に向けて、他校の丸裸にされてなきゃいいが・・・と今から気掛かりな一面もある。

埼玉からは昨秋に続いての関東大会出場の浦和学院(埼玉2位)も、充実の戦力で本番の夏に向けて、いろいろと試してくるように思うが、なんだかんだで上位進出してくる気がする。

千葉からは習志野(千葉1位)と銚子商(千葉2位)というオールドファンが喜びそうな伝統校2校が揃っての出場となる。伝統校健在は頼もしい限り。今大会、夏に向けて本気モードで上位進出を狙ってくる予感がする。

東京からは一昨年夏の西東京代表、日大鶴ヶ丘(東京1位)と修徳(東京2位)が登場だ。
日大鶴ヶ丘は都大会ではとにかくよく打つ印象。関東大会でも自慢の打線が炸裂するかが夏に向けての目安にもなるだろう。
修徳は都大会準決勝の早稲田実戦のように接戦で食らい付いていく粘りを見せたいところだ。

栃木からは青藍泰斗(栃木1位)と昨夏代表の伝統校、作新学院(栃木2位)の私学勢。
このところ、栃木の上位は私学独占の印象がある。

群馬は昨春センバツ出場時の左腕エース野口投手や好打者後藤選手といった主力選手健在の前橋商(群馬1位)と全国優勝経験校・桐生第一(群馬2位)。
とくに前橋商は夏に向けてもまだまだ伸びしろがある予感。個人的には夏の本命に推したいぐらいだが、今大会は組み合わせ的にもベスト4あたりはいけるのではないだろうか。

山梨からはラグビー部が花園常連の日川(山梨1位)が東海大甲府(山梨2位)を差し置いて久々に堂々の優勝。
古豪復活の足掛かりとしたいところだ。

最後に我が地元、開催県茨城からは公立4校。昨春センバツ出場の下妻二(茨城1位)は今大会打線が活発で4大会ぶりに茨城を制した。センバツ時にエースだった右横手投げの坂入投手をベンチ外にしてまでの優勝。戦力充実の印象だ。
準優勝の土浦湖北(茨城2位)も県内私学に堂々たる戦いぶりで勝ち上がっており、自信を深める関東大会出場になるだろう。
甲子園目前で涙が続く、甲子園出場悲願校のサクライダー(最近妙に気に入ったフレーズ)こと水戸桜ノ牧(茨城3位)。
投高打低のチームのカギを握るのは最上級生になったエース吉久保投手と上遠野投手の両右腕。
夏、茨城を制するには今大会、本気で頂点を狙って欲しい。でも打線が・・・
そして、最後は26年ぶりに関東大会出場を果たした1984年夏の甲子園優勝校、取手二(茨城4位)。
野球部OBを中心に古豪復活に向けた成果が出始めた。
本当に楽しみだ。

ということで我が地元茨城開催の関東大会に注目だ。
みんなも見に来たらよかっぺ~!!


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追悼

今日は野球界で活躍されたお二方の訃報のニュースが飛び込んできた。

お一人は我が神奈川は当時、甲子園常連校だった武相高校で甲子園出場、1969年ドラフト1位でジャイアンツに入団、のちに阪急ブレーブスへ移籍し、引退後は1981年から18年間ブレーブスのマスコット人形ブレービーや、オリックスブルーウェーブのネッピーを演じた島野修氏。

彼の西宮球場、神戸グリーンスタジアムでのパフォーマンスを楽しみにしていたファンも多かった。

そしてもうお一人は広島商で1973年夏は選手として、1988年夏は監督として母校を全国制覇に導いた名将川本幸生氏。

勝手ながら広島商復活は川本監督の登場あってこそと思っていただけに残念だ。

ともに50代という若さでの死に、人はいずれ亡くなるのだという当たり前の現実を思い知らされる。ただただ残念だ。

そして私自身、日々懸命に生きなければならないことを考えさせられた。

謹んでご冥福をお祈りします。

合掌
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