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沸騰甲子園 !! 2010年05月08日
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春季高校野球 ~茨城大会を振り返って~  

32校による第62回春季関東高校野球茨城県大会はすでに閉幕したが、ここで大会を振り返ってみたい。

【茨城大会】
●1回戦
水戸桜ノ牧9-1伊奈(7回コールド)
牛久栄進10-3多賀(7回コールド)
古河一6-1鉾田二
水海道二4-3勝田工
常総学院8-0佐和(7回コールド)
水戸商6-0明野
下妻二7-0緑岡
土浦二6-3日立一
取手二8-6波崎柳川
下妻一5-2水戸一
つくば秀英4-0水城
土浦湖北7-1日立北
水戸工6-0科技日立
土浦日大5-3古河三
明秀日立5-4常磐大高

●2回戦
水戸桜ノ牧4-2牛久栄進
水戸商5-2常総学院(延長11回)
古河一4-1水海道二
下妻二8-1土浦二
土浦湖北6-0つくば秀英
土浦日大5-3水戸工
取手二3-2下妻一(延長11回)
藤代6-5明秀日立

●準々決勝
水戸桜ノ牧5-3水戸商
下妻二9-2古河一(7回コールド)
土浦湖北6-1土浦日大
取手二7-4藤代

●準決勝
下妻二5x-4水戸桜ノ牧(延長12回逆転サヨナラ)
土浦湖北4-1取手二

●3位決定戦
水戸桜ノ牧11-3取手二(7回コールド)

●決勝
下妻二11-5土浦湖北

これに伴い、茨城県で開催される関東大会への出場は全て公立の4校となった。

下妻二:2年連続2回目
土浦湖北:4年ぶり2回目
水戸桜ノ牧:初出場
取手二:26年ぶり8回目

組み合わせが決定した際に、私は以下のような予想を立てた。

「ズバリ!関東大会出場校」私の独断で、Aブロックは水戸桜ノ牧、Bブロックは下妻二、Cブロックは取手二、Dブロックは水城。
Cブロックは相当大胆予想ではあるが、この4校が関東大会出場を果たすと願う?ことにする。

なんと!Dブロック水城を外した以外の3校は的中した。
とくに取手二も復活に向けて着々と戦力が整ってきた期待があったものの、大胆予想がまさか実現するとは!という思いもあったが、今大会、大変嬉しい復活への一歩となった。
関東大会出場は1984年夏の全国制覇を果たした年の春季大会以来であるから実に四半世紀を越えての復活となる。
個人的には感無量であると同時に、26年という年月が経ってしまったことにただただ茫然としてしまう。

優勝した下妻二は昨春センバツ出場時のメンバーも残り、昨夏から昨秋にかけて不本意な戦績に終わった雪辱を果たした形となった。
準優勝の土浦湖北も今大会注目されていたつくば秀英、土浦日大という私学勢を立て続けに倒すなど、スコアで見ると、私学に対して全く動じない試合運びを展開できた。毎年よく鍛えられているチームである。

昨秋優勝の水戸桜ノ牧は昨春同様、ベスト4止まり。
打線の強化が課題と見られるが、準決勝の下妻二戦も最後の最後で頼みの投手陣で1点のリードを守り切れない逆転サヨナラ負けと、夏への不安を残してしまった形になってしまった。

個人的には公立4校の関東大会出場は非常に嬉しいが、近年レベルダウンが顕著な茨城県勢だけに、4校ともに初戦突破は大変難しいものと予想する。はっきりいえば「4校全て初戦敗退」であろう。

夏に目を向けながらの寸評となるが、今大会2回戦で延長にて敗退した常総学院。
伝統校水戸商との対戦で9回ウラ2死から同点に追い付くあたりはまさに常総学院の真骨頂ともいえる試合運びであったが、最後は水戸商の粘り勝ちに恐れ入った。
この常総学院が今夏はノーシードとなることからも各校にとっては脅威といえるだろう。

奮起を促したいのが母校日立一含めた県北地区勢。
今大会7校中、初戦突破は明秀日立の1勝のみというあまりにも淋しい結果。
選手のレベルアップももちろんだが、指導者の県内上位進出を目指した探究心が望まれよう。
このままでは県北地区の有望な中学球児たちの他地区への流出は止められまい。

5/15(土)から開幕する関東大会。
私のネガティブな予想を裏切る茨城県勢4校の躍進に期待したい。
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