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沸騰甲子園 !! 2010年06月

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ズバリ!代表校予想!!2010夏 ~北・南北海道編~

第2回は北の大地に飛んだ。北・南北海道編、こちらは6/24(木)北北海道の名寄支部を皮切りに各支部予選が続々と開幕する。
北海道の場合、甲子園出場校予想もさることながら、どこが各支部代表校となるかの予想が面白い。各校も甲子園出場以前にまずは支部代表を目指す、そして支部代表になることの価値や重み、それらがいかに名誉なことであるかを北海道球児たちは知っている。そんなことも思いながら日々試合結果をチェックする楽しみは、北海道高校野球ならではの醍醐味である。
まずは昨夏から今春までのベスト4をまとめた。左から優勝、準優勝、ベスト4の順だ。
そして優勝15P、準優勝10P、ベスト4の5Pを加算したランキングベスト3もアップする。
※(北):北北海道、(南):南北海道地区となる。

【北・南北海道】
●北北海道09夏ベスト4
旭川大高、帯広大谷、武修館、釧路江南
●南北海道09夏ベスト4
札幌第一、北照、函館工、札幌新川
●09秋ベスト4
北照(南)、札幌南(南)、駒大岩見沢(北)、駒大苫小牧(南)
●10春ベスト4
北海(南)、駒大岩見沢(北)、北海道栄(南)、函館大有斗(南)
●センバツ出場校
北照(南)
●ポイントランキング
〈北北海道〉
①駒大岩見沢、旭川大高 15P
②帯広大谷 10P
③武修館、釧路江南 5P
〈南北海道〉
①北照 25P
②北海、札幌第一 15P
③札幌南 10P

●寸評
夏の予選以外、春秋の大会は南北それぞれの支部代表校が全道大会に集結しての熱戦が繰り広げられる。とくに北北海道の各校に目を向けると09秋と10春でベスト4に勝ち残ったのは駒大岩見沢のみであった。実は08秋と09春もまったく同様で、駒大岩見沢以外ベスト4進出を果たせずにいる。この駒大岩見沢も06年度までは南北海道に属しており、南北でそれだけレベル差があるということだ。
北北海道は前述した通り、現チームになってから全道ベスト4進出が駒大岩見沢のみだけに、ポイントランキング2位と3位の各校は昨夏のベスト4進出校となるため、まったく参考にならない。
そのポイントランキング1位には駒大岩見沢と昨夏の代表校旭川大高が15Pで並んでいる。昨夏、夏3連覇を目指し優勝候補筆頭格であった駒大岩見沢は初戦で釧路工に足元を救われ代表の座を死守できなかった。しかしながら近年の実績は北北海道でNO.1の安定度を誇り、とくに今夏は代表の座奪回に燃えていることでもあろう。
それに続く対抗馬には昨秋、今春とベスト8進出の十勝地区の私学の雄である白樺学園、激戦旭川支部から旭川工、旭川実、旭川龍谷、昨夏の代表校である旭川大高あたりか。根釧支部の私学、武修館もこの優勝候補一角に挙げられよう。次いで北見支部の遠軽、北見北斗、十勝支部から帯広農、帯広柏葉、昨夏準優勝の私学の帯広大谷、帯広工の各校が横一線の印象、十勝支部最多5回の甲子園出場を誇る帯広三条の奮起にも期待したい。
名寄支部からは支部悲願の甲子園出場を目指す私学の稚内大谷が今夏も支部代表候補一番手。根釧支部で最多4回の甲子園出場の釧路江南は昨夏ベスト4を越えられるか、釧路工、釧路湖陵あたりの勝ち上がりとともに注目だ。
というわけで今年の北北海道はヒグマ打線が来るか?それとも旭川勢のヒグマ打線退治!?いやいやズバリ!駒大岩見沢だ!!

一方、南北海道は、ポイントランキング1位であるセンバツ出場の北照と2位で今春の全道チャンピオン伝統校の北海が他校を一歩リードの印象。それに今春全道ベスト4函館支部の函館大有斗、室蘭支部の北海道栄と昨秋ベスト4の駒大苫小牧、それにポイントランキング3位でつける昨秋の準優勝校で文武両道の公立の雄、札幌南あたりが横一線で追う。
激戦の札幌支部からは昨夏代表の札幌第一、尚志学園、東海大四、公立では昨夏ベスト4の札幌新川はじめ、昨夏初の南北海道大会出場を決めた札幌丘珠、札幌旭丘、札幌北あたりの2年連続支部突破なるかも見守りたい。
札幌支部同様に激戦の室蘭支部からは駒大苫小牧、北海道栄以外にも初戦でいきなり激突する鵡川と伝統校苫小牧東、それにプロ注目のエース平田投手擁する白老東も初の南北海道大会出場を狙う。函館支部では函館工、函館商の公立実業系両校に注目だ。
代表校予想が悩ましい南北海道、センバツを見た限りでは北照も十分力はある。 しかし春全道制覇の勢いに期待を託そう!今年の南北海道はズバリ!北海だ!!

次回は四国編だ。


※なお、当記事はアスリートとアスリート予備軍に贈る役立ちモバイルサイト「アスリートマジック」内、「THE高校野球」にもほぼ同内容にて掲載されます。こちらの方も是非お楽しみください!!
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07:36 | 高校野球 | comments (0) | trackbacks (0) | edit | page top↑

ズバリ!代表校予想!!2010夏 ~沖縄・鹿児島・宮崎編~

というわけで一昨年来、思いつくまま、中途半端にアップしていた「ズバリ!代表校予想!!2010夏」、通称「ズバリ!シリーズ」今年も連載スタートだ。
今年は細々と、いやいや渾身の思いで連載を持たせていただいているアスリートとアスリート予備軍に贈る役立ちモバイルサイト「アスリートマジック」内、 「THE高校野球」にもほぼ同内容にて掲載していくので、そちらの方でも是非お楽しみいただきたい。
第1回は早くも予選の組み合わせ決定と今週末開幕となる沖縄、それに鹿児島・宮崎編である。

昨夏から今春までのベスト4をまとめた。左から優勝、準優勝、ベスト4の順だ。
そして優勝15P、準優勝10P、ベスト4を5P、センバツ出場による春の予選免除校15Pとして加算したランキングベスト3もアップする。

【沖縄】
●09夏ベスト4
興南、中部商、八重山商工、沖縄水産
●09秋ベスト4
興南、嘉手納、沖縄水産、糸満
●10春ベスト4
糸満、小禄、八重山、八重山商工
●センバツ出場校
興南、嘉手納
●ポイントランキング
①興南 45P
②嘉手納 25P
③糸満 20P

●寸評
近年群雄割拠の沖縄が今夏も全国に先駆けて6/19(土)開幕する。
優勝候補筆頭はセンバツの覇者、センバツ後の九州大会でもダントツの強さで制した興南といえそうだ。
この興南、近年の沖縄勢では珍しく、甲子園に出場を果たしながらもなかなか勝てない状況が続いていたが、今春のセンバツ優勝で一気に逞しさを持ち備えた。ポイントランキングをみても満点の45Pを獲得。よっぽどのことが無い限り、死角は見当たらない。
一方、ポイントランキング2位の嘉手納。昨秋の九州大会チャンピオン、興南とともに沖縄県勢としてセンバツアベック出場を果たしたが、先日起きた部員の不祥事事件で大会直前で水を差した格好となった。高校球児がこんなにまで精神的に幼いものなのかと愕然とさせられた。チームとしてのダメージや周囲の目を乗り越えて、今こそチームがひとつになり、今夏予選での上位進出を目指して欲しい。
嘉手納よりも期待値が高いのは今春優勝校、糸満である。注目のエース宮國投手を中心に興南の対抗馬一番手に推したい。順当に勝ち上がった場合、3回戦の八重山商工戦がポイントとなりそうだ。
また今春準優勝かつチャレンジマッチで興南を破っている小禄、それに離島勢として揃ってベスト4入りした八重山と八重山商工もベスト8ないし16あたりまでの上位進出は期待できよう。
ここ1年元気の無い沖縄尚学や5月に沖縄県商業高校大会を制した浦添商、そして昨夏準優勝校の中部商、昨夏、昨秋とベスト4に勝ち残った沖縄水産などにも注目したい。
勝ち上がるたびに沖縄本島と離島との往復を強いられる離島勢は移動のハンディを乗り越えてぜひとも躍進してもらいたい。
校名を挙げるだけでもわくわくしてくるのが沖縄の高校野球の魅力だが、とはいっても今年の沖縄はズバリ!興南だ!!


【鹿児島】
●09夏ベスト4
樟南、鹿児島城西、鹿児島南、神村学園
●09秋ベスト4
鹿児島実、鹿児島城西、樟南、薩摩中央
●10春ベスト4
樟南、鹿児島実、神村学園、鹿屋中央
●センバツ出場校
なし
●ポイントランキング
①樟南 35P
②鹿児島実 25P
③鹿児島城西 20P

●寸評
今春センバツ出場無しの鹿児島。ポイントランキング1位は昨夏の代表校である樟南。現チームになってからも安定した戦績を残している。5月に開催された第52回NHK旗争奪杯では今春決勝の再戦となった鹿児島実を破り、2年連続18回目の優勝を果たしており、今年に入ってから上昇気流に乗っている。
ポイントランキング2番手に付けるのは昨秋の優勝校である鹿児島実。樟南と鹿児島実の対戦は現チームになってからの全大会で対戦、2勝1敗で樟南が勝ち越しているが今夏、もう一度対戦がありそう。おそらくこの2校が他校を一歩リードしているといえそうだ。
この2強を追う存在が昨夏、昨秋と準優勝の鹿児島城西に大隈地区初の甲子園出場を目指す今春ベスト4の鹿屋中央の甲子園悲願校2校に今春ベスト4の神村学園の鹿児島市外の私学勢。
それに筆者注目は普通科公立校ながら近年安定的に上位進出を果たしている鹿児島南だ。昨夏ベスト4、今春ベスト16、NHK旗争奪杯でも神村学園を破りベスト4進出と、着実にかつ安定的に上位進出を果たしている。ぜひ注目していただきたい。
鹿児島商と鹿児島工の強豪校もやや元気が無い印象だが、本番の夏にはチームをきっちりと仕上げてくるだろう。
昨夏の甲子園では名将枦山監督の意思徹底した采配とともに「樟南!また来年も戻って来いよー!!」という温かいファンの声に感動を覚えたものだった。ということで2年連続で行きますか!今年の鹿児島はズバリ!樟南だ!!


【宮崎】
●09夏ベスト4
都城商、宮崎商、宮崎農、宮崎日大
●09秋ベスト4
日南学園、宮崎工、宮崎商、宮崎日大
●10春ベスト4
宮崎商、日南学園、日向学院、都城商
●センバツ出場校
宮崎工
●ポイントランキング
①宮崎商 30P
②宮崎工、日南学園 25P
③都城商 20P

●寸評
「口蹄疫」非常事態宣言に伴い、第57回宮崎県高等学校野球選手権大会、第17回NHK杯高等学校野球大会や他校との練習試合の中止といった例年にない非常事態発生で夏の予選を向かえなければならない状況の宮崎。各校ともにチームの仕上がりに不安を抱いていることだろうが状況はどこも一緒である。とにかくいち早い「口蹄疫」終息宣言を祈るばかりだ。
そんななか近年は私学が上位進出の中心となっていた図式からここ1、2年は公立実業系校優勢のもと各校実力伯仲の群雄割拠の状況が繰り広げられている。とくに近年は前評判の高い好投手を擁するチームが代表校となっている傾向がある。
ポイントランキングで見ると1位は一昨年夏の代表校宮崎商となる。昨夏も1年生ながら投手陣の柱として決勝進出を果たす原動力となった吉田投手の活躍もあり今春は優勝を果たした。打線はやや得点力不足の印象もあるが、吉田投手の出来が今夏もカギとなりそうだ。
ポイントランキング2位にはセンバツで1勝した宮崎工と昨秋優勝、今春準優勝の日南学園が25Pで並んだ。この両校も好投手を擁する。宮崎工には大型左腕の浜田投手、センバツでは岡島投手(レッドソックス)ばりの投球フォームからリズム、コントロール、配球の組み立てともによく、筆者個人はセンバツNO.1左腕の称号を与えているぐらいだ。
日南学園も中崎投手(兄はソフトバンク)と寺原投手(兄はベイスターズ)という注目の投手はじめ、村田投手、古市投手、蓑尾投手など実戦経験豊富な投手陣を備える。
ポイントランキング3位につける昨夏の代表校で甲子園ベスト8進出の都城商も2年連続の射程圏内。
その他にも宮崎日大、日向学院、聖心ウルスラ、延岡学園など甲子園経験ある私学が不気味ではある。
ということで今年も宮崎の注目は投手陣!投手陣の仕上がり次第だが、今年の宮崎はズバリ!宮崎商だ!!

次回は北・南北海道編だ。


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07:36 | 高校野球 | comments (2) | trackbacks (0) | edit | page top↑

春季高校野球 ~東海大会を振り返って~

5/25(火)に閉幕した春季高校野球東海大会について試合結果のまとめとともに振り返りながら、夏本番を占ってみたい。

【東海大会結果】
●1回戦(5/21)
宇治山田商(三重1位)12-2掛川西(静岡3位) (8回コールド)
大垣日大(岐阜2位)3-1東邦(愛知1位)
静岡(静岡1位)8x-7中京大中京(愛知2位)
県岐阜商(岐阜1位)11x-10いなべ総合(三重2位)

●準決勝(5/22)
県岐阜商3x-2静岡(延長11回)
宇治山田商5x-4大垣日大(延長12回) 

●決勝(5/25)
県岐阜商6-1宇治山田商

※県岐阜商は11年ぶり3回目の優勝

1.全体総括
各県2校ずつの計8校の出場ながら今大会は内容の濃い壮絶な試合が多かった。
全7試合中、コールド1試合、延長戦2試合、サヨナラ4試合、サヨナラゲームはうち逆転サヨナラが3試合といった内容であった。

1回戦では静岡の名門静岡(静岡1位)が昨夏の覇者でセンバツベスト8の中京大中京(愛知2位)を打撃戦の末、9回逆転サヨナラ勝ちし、名門健在ぶりをアピールした。

また同じく1回戦、いなべ総合(三重2位)と県岐阜商(岐阜1位)の一戦は8回表終了時点では10-2でいなべ総合リード。そのウラ1失点に抑えれば、いなべ総合のコールド勝ちという展開から、県岐阜商8回ウラに4点、そして9回ウラも1点取ってなお満塁の場面、酒井田選手の逆転サヨナラ満塁ホームランでこの回5点で県岐阜商が11x-10での大逆転勝利。県岐阜商はそのまま勢いにのり、準決勝静岡戦でも延長11回サヨナラ勝ち、そして決勝は宇治山田商(三重1位)に快勝、今大会優勝を遂げた。
県岐阜商の快進撃でつくづく高校野球における1球の怖さや勢いついたときの強さを感じる。

戦前、注目のカードとして紹介した大垣日大(岐阜2位)―東邦(愛知1位)の師弟対決。
校名で比較すれば、東邦という校名のブランド力、伝統力は大垣日大はまだまだ到底及ばないわけだが、監督のブランド力ということになると勝手が違ってくる。
恩師阪口慶三監督(大垣日大)に挑むは教え子の森田泰弘監督(東邦)。試合は恩師である阪口監督率いる大垣日大の勝利に終わったが、阪口野球の教えを受けた森田監督率いる東邦がさらなる飛躍のきっかけに繋がる敗戦であったように思うのは私だけであろうか。

2.ベスト4以上の各校について
優勝した県岐阜商は昨春就任した同校OB藤田監督の指導のもと、着実に名門復活ぶりを実証している。
昨夏からこれまでの戦績をまとめてみると、昨夏甲子園ベスト4、甲子園帰りで新チームの始動が遅れながらも昨秋は岐阜2位で東海大会出場、そして今春はセンバツベスト4帰りの大垣日大に岐阜決勝で昨秋の借りを返して優勝し、東海大会も優勝といった状況だ。あとは夏までに昨秋来、課題となっている投手陣をどう整備するかが夏連覇へのカギを握る。
東海大会でも松田投手を中心にした起用ながら、三輪投手、泉田投手、桜田投手、大野投手と5人の登板があった。さらに岐阜予選では村田投手、昨秋は椎谷投手、横山投手と実に8人の登板を見つけることができた。名門校だけに層が厚いとみることもできる一方、軸になる投手の育成にもがき苦しんでいる指揮官の表情が窺える。

準優勝の宇治山田商は2年連続春季東海大会出場。近年、三重の公立校で安定的に三重県上位をキープしている学校だ。
今大会1回戦では昨春センバツ出場、東海大会優勝校の掛川西(静岡3位)にコールド勝ち、準決勝では今春センバツベスト4の大垣日大(岐阜2位)に延長12回逆転サヨナラ勝ちを収めるといったように、攻撃力と粘りと両方を持ち備えたチームという印象である。

ベスト4進出組の静岡と大垣日大。ともに延長でのサヨナラ負けということで勝負は紙一重であった。
とくに静岡は今大会2試合ともにサヨナラで勝敗を経験しているなど粘りのある試合展開を繰り広げた。
常葉学園グループなど新鋭私学台頭が著しい静岡県にありながら、県内最多春夏35回の甲子園出場校としての伝統力健在で、静高ファンも今夏7年ぶり22回目の甲子園出場に向けて手応えを掴めた今大会となっただろう。

一方、昨秋の東海大会、明治神宮大会チャンピオン、今春センバツベスト4の大垣日大。
今大会では延長12回逆転サヨナラ負けという勝ち運に見放された結果に終わったが、投手陣も昨秋来、飛躍的な成長を遂げた2年生左腕葛西投手と3年生右腕阿知羅投手に、岐阜大会決勝では渡邊投手を先発で起用するなど夏に向けてこれまで以上に戦力を着実に整備させている印象がある。

3.各地区の夏を占う
昨秋は大垣日大、今大会は県岐阜商の優勝と岐阜勢が東海大会を連覇したことになり、その岐阜の今夏がどうなるかに興味深まるところだ。しかも両校は甲子園でも昨夏が県岐阜商、今春センバツが大垣日大といずれもベスト4まで進出している。投手力で見ると今のところ大垣日大が有利と見る。

かつての野球王国岐阜が2003年に発足した県主導の「スポーツ特別強化プロジェクト」を皮切りに、安定的に公立私学問わず一定の成果をあげ野球王国復活を成し遂げており、プロジェクトの発足とは決して無縁ではないことを物語っているといえよう。どんな学校であっても「岐阜県野球協議会」という組織下に属して切磋琢磨し合える環境になっていることは非常に評価できる点でもある。学校単体でなく行政をも一体となっての強化体制が高校野球界における岐阜県勢の強さを後押ししているのだろう。

強豪校ひしめき合う愛知は今大会には昨夏の甲子園優勝校中京大中京と東邦が出場したものの、夏の甲子園出場校を予想するには正直、わからない。今春愛知ベスト4に進出した小牧市にある誉(旧・尾関学園)や公立の雄健在である豊田西、昨秋ベスト4の豊川、名古屋国際にご存知名古屋市内私学4強の愛工大名電、享栄や昨夏の愛知準優勝校公立の刈谷や大府など新旧交えての校名を並べて見てもどこが抜け出してくるか予想が付きにくい激戦区である。
ただ、昨秋、今春と愛知決勝進出を果たした中京大中京か東邦が優勝候補の筆頭格であることは濃厚ではないだろうか。

静岡は今大会久々に名門静岡の躍進で夏への期待が高まりつつあるが、昨秋は同じく名門静岡商が静岡を制していたり、昨春センバツ出場の掛川西などの公立校も元気な印象である。しかし追随する常葉橘、常葉菊川、4月より校名変更となった相川学園静清(旧・静清工)、東海大翔洋、三島、日大三島といった多数の強豪私学が隙あらばと代表を狙っている。

三重は春季三重大会でこそ宇治山田商が優勝を果たしたものの、夏春甲子園連続出場中の私学の三重や、今大会では屈辱的な大逆転負けを喫した名将尾崎監督が率いるいなべ総合も夏に向けてもう一度チームを立て直してくることだろう。それに近年プロ注目の好投手を輩出している菰野や四日市工、私学の海星などが絡んだ優勝戦いが予想される。いなべ総合あたりにはそろそろ初の甲子園出場を果たしてほしいものの、今大会のダメージをどれだけ拭えているかもポイントになるのではないだろうか。

ということで、戦前筆者が予想した記事では「夏への弾みをつける意味でも各校本気モードでの熱戦が展開されるはずだ。」とまとめているが、今大会はまさに一足早い夏の予選モード全快の各校本気モードの壮絶な熱戦が繰り広げられたこととなった。さらにヒートアップする夏の予選の開幕はもうそこまで迫っている。


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春季高校野球 ~北信越大会展望~

中国大会同様、6/5(土)より開幕となる北信越大会は長野県の長野オリンピックスタジアムと県営上田球場にて開幕する。組み合わせならびに出場校の紹介とともに春の北信越大会展望をまとめたい。

【北信越大会組み合わせ】
●1回戦(6/5)
砺波工(富山1位)―佐久長聖(長野4位) (長野10:00)
遊学館(石川2位)―福井商(福井2位) (上田11:30)
十日町(新潟2位)―長野日大(長野3位) (長野12:30)
上田西(長野2位)―高岡商(富山2位) (上田14:00)

●準々決勝(6/6)
A・丸子修学館(長野1位)―遊学館・福井商 (上田10:00)
B・新潟明訓(新潟1位)―砺波工・佐久長聖 (長野10:00)
C・星稜(石川1位)―上田西・高岡商 (上田12:30)
D・福井工大福井(福井1位)―十日町・長野日大 (長野12:30) 

●準決勝(6/7・上田10:00)
A―B
C―D

●決勝(6/8・上田10:00)
AB―CD

出場校は北信越5県が2校、開催県である長野は4校となるので、計12校の出場となる。今大会へのセンバツ出場校の出場は昨秋の北信越大会覇者でもある高岡商(富山2位)の1校、公立と私学の内訳は公立が5校、私学7校と比較的バランスが取れた印象である。北信越大会出場経験のある学校ばかりで初出場校は無い。
ちなみに秋季北信越大会は北信越5県で3校、開催県が4校の計16校である。

この時期の大会運営は夏の大会までの日数も限られてきており、球場や宿の手配、また天候不順など、気に掛ける事柄が多く、できることなら出場校数を少なくして、小規模で開催されることが望ましいのかもしれないが、筆者から見れば、ほぼ秋季大会に準じた出場校数で開催される北信越大会には好感が持てる。大会の盛り上がりや出場校同士の実力を確かめる意味でも大きな意義があるように思うからだ。

さて、1回戦のカード注目は遊学館(石川2位)―福井商(福井2位)である。ともに2位校としての出場であるが甲子園常連校同士、とくに名将である福井商の北野監督と高校野球界において新たな研究心で指導方法を見い出した山本監督率いる遊学館。両監督の采配に注目してみたい。

上田西(長野2位)―高岡商(富山2位)の一戦は上田西にしてみれば、地元中の地元県営上田球場での開催となる。長野では毎年のように優勝候補に挙げられながらあと一歩で甲子園を逃している甲子園悲願校であるが、慣れ親しんでいる地元の球場で思いっきり暴れて欲しい。

対するセンバツ出場校の高岡商。春季富山大会決勝ではエース鍋田投手温存で砺波工に敗退し準優勝に終わったが、センバツ智弁和歌山戦では初戦敗退も雨中戦で鍋田投手は力投を見せた。彼を評する筆者のメモでは「終盤まで球速は衰えず、夏期待できる」と書かれている。強打の智弁和歌山を中盤までの6失点のみに抑え、集中力を切らすどころか終盤になって球威が増す彼のマウンド姿に感動すら覚えたものである。バックがしっかり守り切りその後の大量失点も食い止めるなどチーム全体にも粘り強さを感じる。昨夏の富山決勝での南砺福野戦、勝利を目前にしながら逆転負けを喫した悔しさが教訓としてしっかりと活きている。今大会も期待を込めて優勝候補筆頭に推したい。

その他の優勝候補はやはり各県1位校である。
なかでも地元長野優勝の丸子修学館(旧・丸子実)。県内では長野商同様、春夏通算11回と公立校では県内最多の甲子園出場を誇り、今大会長野4校の代表の中で唯一の公立校であることや開催地の利を活かし地元の声援を背に20年ぶりの夏に向けて飛躍したい今大会である。
余談であるが私の知人「校名変更バカ」さんの母校でもあり、長野大会の優勝を大変喜ばれている。
その他では石川の星稜や新潟明訓、福井工大福井など甲子園常連校も名を連ねており、1位校として初戦シードで準々決勝からの登場で他校を迎えることとなる。

今大会は高岡商を中心としながら、各県1位校のいずれかで優勝校が決まると予想する。
北信越地区は歴史的にみても新鋭校がいきなり優勝するケースは少なく、「北信越優勝校=甲子園常連校」という図式が成立しやすい地区であるが、北信越大会の開幕が少し春の到来が遅い北信越にとって本格的な野球シーズンの幕開けでもあろう。ぜひとも注目していただきたい。


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春季高校野球 ~中国大会展望~

今週は6/5(土)より2つの地区で開幕となる春季大会。そのひとつ中国大会は山口県宇部市にて開幕する。組み合わせならびに出場校の紹介とともに春の中国大会展望をまとめたい。

【中国大会組み合わせ】
●1回戦(6/5)
A・柳井商工(山口4位)―八頭(鳥取1位)
B・高川学園(山口1位)―出雲(島根1位)
C・南陽工(山口2位)―広島工(広島1位)
D・光(山口3位)―岡山東商(岡山1位)

●準決勝(6/6)
A―B
C―D

●決勝(6/7・10:00)
AB―CD

出場校は中国5県の1位校と開催県である山口は4県の計8校の出場となる。今大会へのセンバツ出場校の出場は無し、公立と私学の内訳は公立が7校、私学1と、地区柄のためか公立校の出場が圧倒的に多い。
おもしろいのは山口を除く各県1位校は全て公立校なのに対して、公立優勢と称されている山口1位のみが私学の高川学園(旧・多々良学園)という点である。

開星(島根)、広陵(広島)、関西(岡山)のセンバツ出場組は今大会への代表権を逃したものの、センバツベスト8の広陵はエース有原投手温存し、控え選手の経験を積ませるなど、夏を見据えた調整含みの戦い方であったようで、戦力充実なだけに当然夏は本命視されることだろう。新監督のもと再出発となった開星、それに関西はいずれも優勝校に敗退ということで勝負は紙一重とみる。

中国大会の場合、開催県のみが4校出場でその他は各県1位校のみの出場という形は近畿大会に似ている。
開催県主催の他県優勝校招待試合にも思える。開催県の高校野球ファンにしてみれば、1回戦は毎試合、地元山口勢が登場することになるので、それはそれで盛り上がることだろう。また山口勢にしてみれば、4校の初戦戦績が他県校との実力差を把握するひとつの目安にもなってくることだろう。

組み合わせをたどりながら山口代表4校を中心に紹介してみたい。
初戦のカードで注目したい南陽工(山口2位)―広島工(広島1位)。
その南陽工は昨春センバツでベスト8進出の原動力となったエース岩本投手が健在で、最後の夏の甲子園出場に向けて今大会結果を出したいところだ。
対する広島工も春夏通算9回の甲子園出場を持つ伝統校。近年は甲子園が遠ざかっているものの、今春は好投手として知られる左腕し石田投手を擁し野球王国広島を制した。伝統校健在である点は頼もしい。

高川学園(山口1位)―出雲(島根1位)は唯一の1位校同士の対戦カード。
高川学園はかつて多々良学園としてセンバツにも1回甲子園出場がある。近年まではサッカー部が15年連続で全国大会に出場するなど全国的にも名を馳せたが、学園を防府市に移転したものの、私立高校を経営する学校法人としては全国で初めて経営破綻し、2006年より新学校法人のもと現校名となって生まれ変わった。地方私学だけに野球部、サッカー部を中心としたスポーツに力を入れ、県内での存在感をアピールしたいところであろう。
出雲も甲子園出場経験こそないものの、島根の文武両道の伝統校として今夏、悲願の甲子園出場のきっかけとしたいところだ。甲子園出場のないものの、日頃からしっかりと野球に向き合っているからこそ県を制することができるのだ。

柳井商工(山口4位)は2006年4月に柳井商と柳井工が統合した学校なのだが、実は柳井商工は1972年まで存在していた学校で、一度柳井商と柳井工に分離していた2校が山口県の学校再編によりふたたび34年ぶりに統合したのだ。かつて柳井商工時代に1回、柳井商時代には2回、合計3回の夏の甲子園出場を誇るいわば古豪である。統合後、生徒も集まりやすくなったのか近年はコンスタントに山口県上位に進出している。とくに柳井市には全国優勝校の柳井もあり、伝統的に野球が盛んな土地柄ともいえよう。
初戦の相手である八頭(鳥取1位)は1987年以降だけで春夏通算7回の甲子園出場を誇り、過去25年から遡っても鳥取でもっとも甲子園出場を果たしており、甲子園に一番近い学校といえる。今大会の勢いで7年ぶりの夏の代表を掴みたい。

光(山口3位)で思い出されるのは1993、94年夏の連続出場校である。久々に上位進出となった。
対するは近年、強豪校復活の感ある岡山東商。かつての全国優勝校であり、クリーム色のユニフォームに胸の「OKAYAMA」の文字が誇らし気だ。

今大会はセンバツ出場校が無いために、出場校にやや小粒な印象もある。
優勝候補の選出は少々難しいが、筆者はあえて地元山口2位の南陽工か広島工の勝者が今大会を制するのではないだろうか。短期日程での大会でもあるため、投手陣の起用においても多少の無理も利くように思うが、当然、夏の本番直前に無理をさせるわけにもいかないが、一人軸となる好投手を擁するチームが力を発揮できるように思う。中国大会にもぜひ注目していただきたい。


※なお、当記事はアスリートとアスリート予備軍に贈る役立ちモバイルサイト「アスリートマジック」内、「THE高校野球」にもほぼ同内容にて掲載されています。こちらの方も是非お楽しみください!!
23:35 | 高校野球 | comments (0) | trackbacks (0) | edit | page top↑
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