沸騰甲子園 !!
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秋季高校野球 〜明治神宮大会決勝〜
11/19/2009 (Thu)

ん?神宮??

これは明治神宮大会決勝戦カード??
【明治神宮大会・高校の部】
●決勝
大垣日大10-9東海大相模
ついに行ってしまった…そう神宮。
現地ではwildthing10さんとYさんに合流しての観戦。
試合開始直前に降り出した雨と寒さが堪えた。改めて11月中旬であることを確認させられたが、それにしても返す返すも東海大相模は優勝できた。敗因は投手交代期を誤った点に尽きる。
中盤まで6-1とリード、しかも得点は全て2死から大垣日大の守備の乱れが起点になったチャンスをモノにした。
6-4と2点差に詰め寄られるも、7回ウラに貴重な3点追加で9-4と引き離す。これも2死からの得点と、この試合全得点を2死から叩き出した。東海大相模優勝のお膳立ては整っていたのだ。
にも関わらず負けた。
勝敗の差、言うまでもなく門馬監督と大垣日大名将阪口監督の采配力の差、つまりは監督力の差であった。
勝敗の分かれ目はやはり東海大相模先発江川君の代え時を誤ったことに尽きる。投手交代のタイミングのポイントは3回あった。つまり、その3回のいずれかでの交代をしていれば、試合結果は変わっていたはずだと言える。決して結果論ではない。見ている我々は「あれ?代えないの〜!?」などと何度も話していたぐらいなのだ。
試合中盤からブルペンではエース一二三君が肩を作っていた。おそらく7回ウラ、東海大相模に貴重な3点の追加点が入らなければ8回表の頭から迷わず一二三君を投入していたはずだ。追加点が入ったことで大垣日大を過信したのか、江川君を一本立ちさせたかったからなのか、とにかく江川君続投に出た。
ベンチ内での動きはわからないが、一度は一二三君にも8回表からの登板を宣告していたように思う。これが1つ目のポイント。
2つ目のポイントは江川君続投の8回表、大垣日大先頭打者の5番高田君にストレートの四球を出した場面。この段階で代える選択肢もあったはずだが、それでも江川君を引っ張った。慌てて一二三君が再度、肩を作り出すも、その間に連打で9-7。2点差に迫られた1死1、2塁の場面でようやく一二三君にスイッチ。
最初の打者9番葛西君は三振に仕留めるも次打者は1番森田君。彼はここまで左中三、右本ソロと3打点。この日一番当たっている打者であり、私は同点になる予感がし、二人にそれを話した直後、暴投でランナーは2、3塁となり、予想通り左安の2点同点タイムリーを浴び試合は振り出しとなった。
一二三君はイニングの頭から投げて試合を作るタイプであることと、8回表からマウンドに上がらなかったことで、どこか心理的にテンションが下がってしまうという心理的な動揺も確認できた。
遡れば中盤5回を投げ切った時点。この回江川君は振りの鋭い大垣日大打線の餌食になり出し3失点で6-4の2点差に迫られたわけだが、すでにアップアップの状態でもあり、本来ならこの回投げ切った時点でお役御免だったはずだろう。
6回表からもう一人挟んで一二三君に繋げるという選択肢もあったように思う。これが3つ目のポイント。
試合は東海大相模8回ウラのチャンスをモノにできなかった直後の9回表、三塁打を浴びた1死3塁で軸足が滑って痛恨のボークによる決勝点でそのまま大垣日大が10-9で逃げ切った。
たしかに大垣日大打線は各打者振りが鋭いうえに、2塁にランナーがいる場面では単打でも迷うことなく本塁に突っ込んでくる積極的な走塁や9回ウラの東海大相模チャンスでの外野守備陣の極端な前進守備など、随所の勝利への執念が感じられた。
しかしながら守備の際には、チラチラとベンチの指示を窺うような状況判断に迷う場面も多々見受けられたことやファースト、セカンドの守備もなんだか不安に映った。まだまだ発展途上のチームである点も感じた。
選手個々の能力は東海大相模の方が上回っていたし、試合展開そのものは東海大相模ペースであり、負ける気はしなかった。
結果的には投手交代期を誤ったことによる敗退という後味の悪さだけが残る結果となってしまった。
試合後、先発に江川君を起用した理由を門馬監督は「神奈川県大会で江川と一二三のリレーが成功している。もう1人戦力をつくりたかった」と説明したようだ。七回まで4点のリードを奪いながら敗れた指揮官は「もう1点取れなかったことがすべて。悔しい。結果的に采配ミス」と肩を落としたそうだ。
このコメントを知った時に、この監督だから東海大相模が夏の神奈川を制することが出来ない理由がよくわかった。
実際に生観戦したことで素人の私ですら、不思議に思った采配。
采配力の脆さが露呈されたとともに、門馬監督には明治神宮大会を制した地区はセンバツ出場枠増という関東・東京地区における当確線上の学校の期待を背負った強い使命感を持って、選手たちを引っ張って戦って欲しかった。
気が早いがこのままでは夏の甲子園はあり得ない。
来春のセンバツで上位に勝ち残れる要素は両校ともにあると思うが、それでも東海大相模の方が力は上であると確信している。
両校ともに一冬越えて、選手のレベルアップとともにとくに東海大相模は監督のレベルアップも期待したい。
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